GPZ900R用64チタン製エンジンハンガー&マウントボルトセットになります。 オートバイの剛性を決めるエンジンとフレームの結合部、エンジンハンガー。しかしGPZ900R純正のエンジンハンガーは、鉄製の板金プレートにナットを溶接しただけの簡素なものであり、剛性は低く、車体のヨレの原因となるだけでなく、耐食性も低いためサビが発生しやすく、ルックスも台無しです。 これらの問題を解決するために、カスタムパーツとしてエンジンハンガーが販売されていますが、確認できる限りすべてアルミニウム製です。 さらに、エンジンハンガーの締結ボルトとなるマウントボルトはGPZ900Rのウィークポイントの一つとなっており、走行中にボルト破断します。 今回、車体剛性を高めながらボルト破断という危険を回避するため、ハンガー・ボルトすべて64チタン削り出しました。 材料に使用している64チタン(6Al-4V)は、鉄の2倍、アルミの3倍強く、海水には完全耐食するほどの強い耐食性も併せ持っています。また、耐熱性が高く熱収縮性が小さいため、エンジンとの接点という高温下でも安定した金属性能を発揮します。 さらに、硬度ではクロモリより若干劣る半面、柔軟性がある金属のため、大きな応力に対しては破断ではなく一時的に伸びることで応力を受け止めます。 肝心の効果は、純正フレーム・エンジンにサブフレームを装着した車両において走行試験を行ったところ、走りが安定し車体のブレ・振動が収まりました。（使用者の感覚により体感は異なります） なお、チタンプレートにはブランドロゴを入れておりますが、装着後は覗かないと殆ど見えなくなります（写真とは上下逆の印刷となっております）。